象徴的なCSR活動
アデランスグループは、創業以来「お客様の毛髪の悩みを解決する」ために、当社が実現できる価値や強みを「事業と一体化」することに取り組み続けてきました。その価値共創型のCSR活動を「社会・地域貢献」「お客様の安心・安全」「環境への取り組み」「学術・文化活動」の4つの分野に分けてご紹介しています。
商品をご利用いただくお客様以外にも、毛髪関連事業を通じて、社会に広く、笑顔やよろこびを広げることができないかと考え、国内外で様々な活動に取り組み続けています。
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愛のチャリティ
1978年から「愛のチャリティ」を実施しています。35年以上続く取り組みで、「お子さまの髪の悩みを心の傷にしないために」をテーマに、病気やケガなどの理由でウィッグを必要とするお子さまが笑顔を取り戻していただけるよう、ウィッグをプレゼントするという活動です。
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タイの病院へウィッグ寄贈を実施
2016年6月に、第5年目となるタイの病院へのウィッグ寄贈式典を、タイのタマサート大学附属病院と国立がんセンター病院にて開催され、各病院150枚ずつ寄贈致しました。
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人工毛髪によるCSR調達の推進
無理な人毛調達を回避するため、人毛に劣らない人工毛の開発・製造を行っています。一般のウィッグには人毛が使われている中で、アデランスでは1983年より人工毛髪の研究に着手し、サイバーヘア等として商品化しています。
「私たちが目指すもの」として「心からのおもてなし」を経営理念の一つとして掲げ、お客様の満足と信頼を高めていくために、グループ一丸となって取り組んでいます。
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病院内ヘアサロン
2002年9月からがん拠点病院を中心に病院内にヘアサロンを展開し、病気や治療によるデリケートな髪の悩みを抱える患者さまに、さまざまなサポートを行っています。
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医療用ウィッグ接客のための医療講習
医療用ウィッグの接客にあたるスタッフ全員が患者様に適正な接客を行えるよう、外部専門講師による医療講習の受講を義務付けています。がん患者サービス事業会社であるVOL-NEXT社により実施され、累計1,800名以上の社員が受講しています。
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医療用ウィッグJIS規格制定
2015年にウィッグとして世界初の国家基準(規格番号:JISS9623)が制定されました。策定にあたり、当社は業界のリーダーとして中心的な役割を担ってきました。
「環境」を企業の社会的責任の一つと考え、商品の環境対応や事業所での環境負荷の低減など、経済と環境が両立する持続可能な社会を創造できるよう、「低炭素社会」「循環型社会」「自然との共生」に配慮した活動に取り組んでいます。
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フォンテーヌ 緑の森キャンペーン
2009年から継続的に実施しています。現在8年目を迎え、累計1,200本以上の植林実績を残しています。「フォンテーヌの森」の取り組みは、英国レスター大学のワグナー教授に「社会貢献と売上というアクションをうまく組み込んだもので、継続性を併せ持ったとてもユニークな活動である」と高い評価をいただいています。
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NPO法人さくら並木ネットワークとのコラボレーション
2016年より、「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」の植林活動を広げ、NPO法人さくら並木ネットワークへの支援も始めました。
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3Dスキャナーによる型取りシステム
新たな型取りシステム導入により、材料としてのフィッター使用を削減できるとともに、国内外のフィッター輸送が不要になるためエネルギーの軽減につながり、環境にやさしい対応ができるようになりました。
「笑顔」や「よろこび」あふれる社会の実現をめざし、当社の強みを活かせる「毛髪・ウィッグ」領域での活動に重点を置いています。
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ウィッグとヘアメイクのエキスパート集団スタジオAD
アデランスの文化芸能部門であるスタジオADは、ウィッグを多彩な文化活動に提供することで、ウィッグの持つ可能性を広げています。芸能用ウィッグは、日本を代表する舞台芸術に採用され、その他さまざまな映画やテレビ、コンサートなどにおいても使用されております。
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アカデミック機関との共同研究
大学研究機関等と様々なテーマの共同研究を進め、毛髪分野に関する新たな知見を探っています。アカデミックな助言や裏付けの取れたデータを元にした育毛や毛髪研究の成果などを活用し、商品力を高めることでお客様の喜びの輪を広げていきたいと考えています。
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輝く女性への応援
自分らしく生き、今を輝く女性の皆様を、毛髪・ウィッグを通じたサポートをしています。
現在、アデランスグループは、世界17カ国で事業を展開しています。各国の海外子会社においても、国内のCSRの取り組みと連動して、「笑顔を広げる」活動を実施しております。
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(英国)「My New Hair」への支援
「My New Hair」は、世界的なヘア・スタイリストであるTREVOR SORBIE氏によって設立された、がんや医療脱毛に苦しむ人々のためのチャリティー活動です。同団体へウィッグを提供し、美容師に対するカット指導などの支援を行っています。
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米国乳がん研究協会への寄付
ボズレー社では毎年1回、売上の一部を米国乳がん研究協会へ寄付を行っています。2015年より、一定金額の寄付から、ピンクリボン月間の売上に応じた寄付に変更することで、社員の意識が高まり、活動が活性化しました。
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海外工場でのウィッグ生産
ウィッグの生産工場を、1986年からタイで、2002年からフィリピンで、2015年からラオスで開設し、雇用を始めとする様々な地域コミュニティとの協力関係を目指しています。