サステナビリティ

トクヤマグループサステナビリティ基本原則

トクヤマグループの「化学を礎に、環境と調和した幸せな未来を顧客と共に創造する」という存在意義のもと、「ありたい姿」を実現するため、以下サステナビリティ基本原則を定めます。

1.事業を通じて社会課題解決に貢献し、持続可能な未来の実現に寄与します。

2.人権・人格・多様性を尊重し、人材の育成および健康経営の推進により、働く人の働きがいを追求します。

3.コンプライアンスを徹底し、誠実で透明性のある企業活動を行います。

4.安全を常に最優先し、保安防災、労働安全衛生を推進します。

5.地球温暖化の防止および生物多様性に配慮し、地球環境の保全・調和に取り組みます。

6.顧客や消費者の満足・安心を叶える製品・サービスを提供します。

7.各国・地域との共存、連携をはかり、地域社会への貢献を行います。

8.様々なステークホルダーとのコミュニケーションを積極的に行います。

2023年4月1日 制定

トクヤマグループ行動憲章

トクヤマビジョンとサステナビリティへの取り組み

中期経営計画2025の重点課題の一つに掲げた「CSR経営の推進」については、まず、土台となるサテナビリティに対する姿勢・考え方を明文化しました。トクヤマのビジョンのもと、あるべき姿を示したトクヤマグループの「サステナビリティ基本原則」を新たに制定し、この原則を役職員の行動レベルに組み込む形で「トクヤマグループ行動憲章」を改正しました。行動憲章は、前回の改正から10数年経過しているため、昨今のESGの潮流および社会の要請を反映して、価値の創造や多様な働き方、気候変動への取り組みなどを新たに加えた内容となっています。行動指針となる細かな記述は、関連する理念方針類に記載し、整備・体系化も行いました。

例えば、新たな方針として、人権の尊重に関して国連で承認された「ビジネスと人権に関する指導原則」に即した内容の「トクヤマグループ人権方針」を制定しました。これらの浸透は、「グループ経営を軸としたサステナビリティの推進」をテーマにグループ会社CSRキャラバンを行い、グループ全体での理解と共有を進めています。「トクヤマグループ人権方針」については、eラーニングも行いました。 そして、成長の土台となるマテリアリティ(CSR重要課題)の取り組みについては、KPIをCSR推進会議で決議・モニタリングし、取り組みの強化を図っています。2023年度からは全執行役員がいずれかのマテリアリティに関与し、その進捗を翌年度の報酬に反映するという責任の明確化も行いました。

SDGsへの取り組み

トクヤマは、2015年9月の国連持続可能な開発サミットにおいて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献するため、製品と事業活動がSDGsに適っているかを検証しながら事業を展開しています。今後もSDGs達成に向けた研究開発を推進し、社会に必要とされ、お客さまに選ばれ続けるトクヤマグループとして歩んでまいります。

国連グローバル・コンパクト

トクヤマは、2019年9月18日に国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト」に署名しました。国連グローバル・コンパクトは、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組みです。国連グローバル・コンパクトに署名する企業・団体は、「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の4分野にわたる10の原則に賛同する企業トップ自らのコミットメントのもとに、その実現に向けて努力していくことが求められます。当社は、「化学を通じて暮らしに役立つ価値を創造する」という存在意義のもと、持続的な成長を図るためにESG基盤を固め、SDGsへ取り組んでまいりました。加えて、今回の国連グローバル・コンパクトへの参加を機に、トクヤマグループ全体でさらに高いレベルでのCSR経営の実現と、社会課題の解決への貢献に向けてまい進してまいります。

国連グローバル・コンパクトの4分野10原則

人権 原則1 人権擁護の支持と尊重
原則2 人権侵害への非加担
労働 原則3 結社の自由と団体交渉権の承認
原則4 強制労働の排除
原則5 児童労働の実効的な廃止
原則6 雇用と職業の差別撤廃
環境 原則7 環境問題の予防的アプローチ
原則8 環境に対する責任のイニシアティブ
原則9 環境にやさしい技術の開発と普及
腐敗防止 原則10 強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗防止の取組み